ガンヴァルキ・リー

長島☆自演乙☆雄一郎さんというコスプレ格闘家の存在をはてなブックマーク経由でおそらく去年知っていたおかげで、先日twitterを見ていて突然自演乙! 自演乙! との発言がいくつか流れてきたとき、冷静にK-1の話題だと判断できた。冷静すぎてなかなかテレビをつける気にならなかったので、しばらくしてつけたときにはすでに試合中だった。肝心のコスプレ入場部分は見られなかった。そのあと知ったところによると、入場時はアイドルマスターのコスプレをしていたかもしれないとのことだったので、ちょっと見たかったが、ランカ・リーだったと後に訂正された。
さきほどニコニコ動画のランキングページを見ていると、入場シーンの動画があったので、見てみると、コスプレ具合はともかく、ランカに「乙くん、がんばって!」と応援されていた。おれもランカに応援して欲しい! と思った。
そこで、ランカに応援してもらうことについて考えていたのだが、これがなかなか難しい。声優の中島愛さんは仕事で声を当てているわけだから、お金を払えばランカ声で名指しで「がんばって!」と録音されたもの.wavは手に入るのかもしれないが、それはランカではない。ランカは、公共の電波上のテレビアニメ世界のキャラクターなので、誰でもみられる状態でアニメの権利者に認めてもらってこその真ランカ。中島愛さんに「がんばって!」と言ってもらってもそれはランカの声でしかなくてランカでは決してないので、ランカに「がんばって!」といってもらうには、偉い人に許可を取って、テレビに出て、ランカ文脈(場に星間飛行を流すなど)を作ったうえで言ってもらわなければならない。ランカに応援してもらうという受身の姿勢ではなく、おれが応援される! という積極的な姿勢が人生に求められる。でもそういう姿勢を取るために応援されたいのに……と堂々めぐ・リー。
現実の側にランカを引っ張ってこなくても、自分がアニメになるという案もあるにはある。人間はアニメに登場できるとワタナベシンイチやスマップが証明している。でも監督や国民的アイドルになるなんてK-1ファイターよりも難しそうだし、そもそもマクロスFの放映はもう終わっているので、しれっと登場して応援されることはできないな・リー。