Shadow Complex

仏の顔も三度までとはいうが、おれは仏ではないし、かといって阿修羅でも阿修羅ガールでもアシュラマンでもあしゅら男爵でもアーシュラ・K・ル=グウィンでもないので、顔は三つもない。したがって三度も許せない。信頼感の話であって、Chair Entertainment は Under Tow に続いて Shadow Complex でもリーダーボード(オンラインランキング)閲覧時にフリーズする不具合をおもしろいゲームに残した。ル=グウィンの怒り面がユタ州を向いている。おれの仏頂面は変わらずゲーム画面を向いている。
2Dで遊ぶゲームをUE3で作るという手法は、視点移動を考えなくて良いので少ないリソースで見栄えのよい空間を作れるし、ゲームプレイとしても単に2Dのゲームとして扱われるだけなので、パッケージのゲーム顔負けの感覚(えがきれいです たのしいです)をプレイヤーに安価に提供できる。おれも(えがきれいです たのしいです)と思いながら遊んでいる。
しかし、やはり、リーダーボード閲覧というメニューからほんの数ストロークで頻繁に利用される画面でのフリーズが丸二年 Chair Entertainment に残っている(前作 UnderTow は二年前)不信感で、興奮の波が引き、沸々と怒りがわいてくるのも事実。なんとも複雑。笑いながら怒る人。静かな海と楽しい後悔。
相反する感情と思われたが、整理すると、

  • Chair Entertainment が信頼できない。
  • Shadow Complex が楽しい。

だったので、Shadow Complex に向き合っている分には何も問題が無かった。あと、リーダーボード閲覧時のフリーズもさきほどのアップデートでおそらくなおった。
あと、Orson Scott Card カテゴリな件については、原作がカードの『Empire』という小説だからなんだけど、邦訳されていないので存在も知らなかった。ヴァレンタイン! ヴァレンタイン!