久遠の絆の十二倍前から愛してる

創聖のアクエリオン

創聖のアクエリオン

ホワイトソースのようにまろやかで、モハメド・アリのようにしなやかで、伊賀の影丸のように軽やかで、ゲーリー・グッドリッジのように力強くて、マヨネーズ真珠のように煌びやかな歌ですね。ユニークな褒め方をしようと思ったら訳がわからなくなりましたが、とにかく褒めているんです。なんでユニーク褒めを目指したのかと言えば、言論統制でもされたんかと思うほどに “一万年と二千年前から愛してる” という部分の歌詞の壮大具合が多くのヒトに素晴らしがられているからにほかならず、いやおれも確かにそこは素晴らしがっているわけなのですが、そこを素晴らしいと言ってしまっては、おれという書き手のレゾンデートル*1が消失してしまうわけですよね。私、鋭く尖がっていたいんです。トンガリと呼ばれるほどに。思春期全盛期のころの自分にさえ認めてもらえるほどに。
わかりやすく三文節にまとめるならば、「結構いい曲だと思った」です。

*1:こうやって無駄にカタカナを使うのは馬鹿っぽいなあと思いつつも、普通に生きていてレゾンデートルという言葉が意識に浮かぶことはそうはないので、たまには使ってやらないとレゾンデートルという言葉のレゾンデートルがなくなってしまう。