2006-09-01から1ヶ月間の記事一覧
四文字くらいの形容プラス名前という形の呼び名は語呂が良いので、それに当てはまる名を記憶の中から探ってみたところ、「みなしごハッチ」を発見しました。なんたってすげえハードボイルド。 カランコロン。「見ろよあれ。ハッチじゃねえか」「おい、みなし…
自意識を自ずから意識してしまうのはしょっちゅうのことだった。 そのときゴトン、ネスカフェがこぼれた。 ネスカフェが自ずからこぼれるのはしょっちゅうのことだった。
テレビ東京といえば、どんな重大事が起こっても通常放送を続けることがたびたびネット上で祭り上げられる局なわけだけど、そういったネット一般のテレ東像とは異なった、些細な事を重大に扱ってしまう一面が先日スポーツ魂で。 先程のコーナーで『みずをえた…
最終回の、それも残り十分くらいだけみたいんだけど、なんかカメラの使い方がテクニカルでスタイリッシュだった。上からズーム。横にスライド。手前の小物にピントを合わせてその後ろでドラマティックなイベント。そんな感じで十分間ずっと。ストーリーが全…
違う時間に生きていて実際に出会えない人同士の恋愛映画、というあらすじを伝えるCMだけど、これはなんともかわいそうだ。CM内では時間跳躍の原因がいっさい提示されず、そればかりか時間跳躍の原因なんてそもそも無さそうな現代的な雰囲気(主観)だったの…
Wiiは、チャンネルだのリモコンだのという名称からも明らかなように、従来のテレビに溶け込もうとしているわけだが、どこまでいけば完全にテレビに溶け込んだといえるのか。Wii Connect 24という機能のために常時スタンバイモードで、しかも起動が三秒以内と…
三分ゲーらしく三分ほどやってみた。ファミ通クロスレビューよりも遥かに短いであろうプレイ時間で、クロスもせず、また点数もつけないレビューというわけで、そもそもファミ通クロスレビューと対比させた意味がわからないただの感想なんだけど、まあとにか…
現在もっとも大きい数字のついているスポーツゲームだと思われる実況パワフルプロ野球シッリーズ。 13は、ストレートの体感速度が遅くなることで振り遅れなくなり、変化球の曲がり始めが早くなることで見極めやすくなり、三振のない野球ゲームになった。 三…
クラッシュ オーライ クラッシュ オンヒッピー クラッシュ ギアライド 夢の中の未来(あす)を飛ばしてゆけ 無限のエナジー レディゴー ──CRUSH GEAR FIGHT!! / JAM PROJECT 重要.sys(仮名)が破損してウィンドウズが起動せず、しかもなぜか存分に暖まって…
満員のスタジアムは僕を独りにさせる。重なり合い、雑音のビージーエムと化す歓声を張り上げながら、一様にスタジアムの中心を見つめる人々は、まるで違う世界の住人のように思える。透明人間にでもなったような気分で、僕は、人間観察が趣味の僕は、彼らを…
現実の学校でも学園ドラマでも、卒業ってのは確実に訪れる何の意外性も無い決まりきったイベントなんでね、その評価をわけるのは、卒業それ自体ではなくて、それまでよ。卒業時の感傷というのは、それまでの高校生活への思い入れと思い出の強さを計る指標っ…
「あの人は千鶴が好きなの。あの人のなかでわたしは一番じゃないの!」 「(……嫉妬)」 「レッドフェニックスに入ってあげる。でも条件があるわ」 「(……エネルギー)」 「千鶴をクビにして」 「(……この女)」 というような会話シーン。というか会話してな…
メンヘルはリストカット、非モテは「鬱だなあ」とWEB日記に投稿。平穏である。そんななか、「非モテはモテないがゆえにモテるために自虐エンターテイナーになっているのだ……ところで、欝だなあ」とWEB日記に投稿する人こと私が、諸般の事情で彫刻刀のような…
最近のハヤカワと言えば、SFを萌え路線に乗せんじゃねえよと筋金入りのオッタァの方々に溜息をもらさせる出版社。そしてこの本は思いっきりその路線に乗せられている。あらすじと表紙によって示されている唯一のことが、自らが王女として君臨するフェアリイ…
せっかく非モテらしく爪が一センチほどまで伸びたのに、ギロッティーン的な爪ちょんぱであっさりと処刑してしまっては勿体ないと思って、五百ミクロン間隔で爪を縦に切り込みを入れていくという拷問を行ったところ、すだれのような風貌と硬めの筆先のような…
現代のテキストアドベンチャーはFPS(ファーストパーソンストーリー)なだけあって、一人称視点での内面描写が多いので、主人公に感情移入や共感ができるかってのが、楽しむ上で割と大きなウェイトを占めています。なので、むき出しのディスコミュニケーショ…
ガソリンスタンドに『こちらトラックバック』の看板。ふふ、やるなインターネット。侮れん。こんなところで現実に実在として実存するとは。まあこれも縁か。独りで生きてきた俺もトラックバックでブロゴスフィアに足を踏み入れようではないか。 いっけぇ、ト…
しずと名も顔もない友人数名といっしょに野球を見に行ったその帰り道、なにか下らない話の拍子にしずの肩に手を回すと、しずはブルルと体を震わせて生理的嫌悪感をあらわにし、キィヤーとイエロー声をあげながらおれ(イエロー人種)を吹っ飛ばした。アスフ…