黒い太陽

「あの人は千鶴が好きなの。あの人のなかでわたしは一番じゃないの!」
「(……嫉妬)」
「レッドフェニックスに入ってあげる。でも条件があるわ」
「(……エネルギー)」
「千鶴をクビにして」
「(……この女)」
というような会話シーン。というか会話してないシーン。真似したいくらいおもしろいなあ。これからはことあるごとに「(……嫉妬)」とか「(……エネルギー)」とか思おう。ものすごい自己満足なモノマネだ。
これは、キャバクラ界の裏切りもジェラシーも酸いも甘いも噛み分けた結果、永井大はキャバクラ界のできごとには一切動じなくなったってことかなあ。かなあとしかいえない。最終回しか見てないので、それまでの展開はよくわからないのさ。まあいいや。そういうわけで永井大は何事に対しても喋るまでもないのだ。独白のみで済ます。でもチンピラ風の知人に絡まれると叫んで殴る。だってそれはむかつくから。そしてカバンを盗まれる。だって不注意だから。