ファイエム終わったら味噌

アンサガは、既存のRPGにはないシステムであるにも関わらず、説明書に何も情報がないために、プレイしながらシステムを理解するのに3時間はかかるというゲームだった。一応、3時間もやっていればおもしろくはなってくるというフォローは可能なのだが、最初の3時間が理解不能ならば、そんなものはほとんどの人にとっては只のクソゲーに過ぎない。理解不能なゲームを3時間もプレイしてくれるのはよっぽど暇な人かサガ好きくらいのもので、それ以外の人は即日売りに出す。そして値が下がる。ワゴンで980円になる。
アンサガは、理解するのに3時間かかる説明書を用意するべきだった。プレイ前にいくら時間がかかろうが、プレイ開始時にシステムが理解できていればクソゲーという評価はありえなかったんだから。
例えばガンパレだって、世界の謎の存在も視線のレーザービームもファジー入力も戦闘システムも、あのぶ厚い説明書においてしっかりと説明していたから、プレイヤーがすんなり楽しめたはずだ。
では、説明書が薄かったらガンパレはつまらなかったのかというと、それは、この宇宙がガンパレの説明書がペラッペラなバージョンの宇宙ではない以上確かめようもないことだ。とか、無駄に多世界解釈鋼鉄天使くるみ。それは介錯介錯が自殺する時には多分誰かに介錯を頼むんだろうなあと、不謹慎イマジネーションが浮かんだ。でも、はてなキーワードによると介錯はマンガ家コンビの共同ペンネームらしいので、ふたりでお互いを介錯しあえばダジャレ成立かと思い直したけど、それじゃあ心中っぽい気もする。
で、話をサガに戻して新作のロマサガ味噌だが、ネットをつらつら眺めていると、システムがちょっとわかりにくいけどおもしろいというような感想が見られた。アンサガでさえ5周くらいするほどに楽しめたおれにとっては、そんなロマ味噌は非常におもしろそうに思えまくり。ガラハド氏の吹雪で瞬殺されている動画とかは最高に熱い。吹雪なのに熱い。不条理な敵の強さこそがロマサガの真骨頂よね。