ブログにおけるラプラスの悪魔とポスト小林

当サイト、背景を森っぽくしてタイトルをドラクエフォントで書くことによって、垢抜けてない感じというか、ちょっとした手作り感みたいなものを出しているつもりなんです。
コメントとかトラックバックとかパーマリンクとか RSS とかサイドバーに設置するモジュールとかを積極的に使っていて、さらにデザインも洗練されていたら、それはもうブログと呼ばれてしまうに違いありません。しかしながら、おれはブログという言葉から醸し出されるスタイリッシュでシャレてる雰囲気がものすごく苦手ときてます。困りました。日記ツールの利便性を追求していたらいつのまにかブログと呼ばれてしまう、という巧妙な手口のトラップですよこれは。モンスターハウスの入り口のトラバサミのように危険極まりない。そして、おれに考えられるトラバサミを避けるための唯一の方法がデザインイジリーなので、デザインで手作り感を出すことでブログツールなんか使っていないよ的な雰囲気を出そうとする僕の行為は、そう、必然ですね。決定論的ですね。ラヴ、ラプラスの悪魔
ああちなみに、日記ツールの利便性を追求しないという選択肢はありません。ないものはないのです。便利なものは使うに決まってるじゃないですか。だから、当サイトにはブログっぽい要素がちらほら見受けられるかもしれませんが、ブログとだけは呼ばないでください。お願いします、ご主人様。
ということで、今日の本題、監禁メイド男、小林氏の事件の話です。
甘いマスクの王子さま。月40万の仕送りでエロゲーは1000本所持。拳法の資格をちらつかせて女性を威嚇、暴行。といったエピソードも興味を引きますが、報道ステーションかなんかでやってた、美少女戦隊モノのキャラの名前を2000〜3000円で友達に覚えてもらうというエピソードが最高ですね。その美少女戦隊モノというのは、時期的におそらくセーラームーンかと思われるわけですが、あの甘いマスクの王子様が「このキャラクター、タキシード仮面っていう名前だから絶対覚えておいてね。お金ならあげる」とか言ってるんですよね。おもしろいよ小林仮面。
という風に、笑い話にして誤魔化すしかないんです、この事件は。僕の心の奥には彼への羨望がかなり強烈に潜んでいるわけですからね。そんな倒錯した欲望に気づかせられ、さらにはそれを実現させた人間の存在を意識することになるので、この事件の報道はあまり見たくないと思いました。が、興味を引かれるのも確かなわけで、ジレンマに陥っている、そんな深夜二時でした。
あと、これが私の御主人様というアニメの第五話のサブタイトルが、小林氏そのままでおもしろかった。