ネコソギラジカル (上) 十三階段
ふう、ついに札幌の本屋にもネコソギラジカルが入荷していたので、早速読み終えた。
- 登場人物表のオールスターぶりに感動と驚愕。なんと総勢64人!
- とにかく不気味なのが、鈴無音々の名前が無い事。
- これは、彼女の名前が無い事がなんらかの意味で物語のキーとなっているか、または彼女が64人のうちの誰かと同一人物か、そのどちらかを示している。いったい何者なんだ?
- 狐さんのキャラクターがいい。
- 因果から開放されていて世界の終わりが見たい人だなんて、まるで読者みたいな立場で素敵。読者の戯言シリーズの終焉への興味に、狐さんの世界の終焉への興味がオーバーラップしてシンクロして非常に気持ちがいい。
- 物語が収束に向かって加速している。
- 大風呂敷を広げるだけ広げて、その風呂敷の上でわいわいやる小説だと思っていたので、畳みにかかっているのは驚きだ。
- 「福岡のように謀った」とか「和歌山のような奇襲」とかのネタのわかりにくさが面白い。
- 謀った=博多、奇襲=紀州
- 狐さんのセリフから推察すると、上巻(9月)で誰も死ななかった分、中巻(10月)ではモノっすごい数の人が死ぬようだ。
- いつもよりも萌える。というかエロい。
- 崩子たんの服従の宣誓とか、千賀3姉妹の誰かのメイドとか、ドクターとか、エロい。エロエロエロい。大好きさっ!
とにもかくにもつかみは最高、中巻下巻をとっとと出せよ。つかんだ心が離れる前に。