とりとめ が ない

何年かに一度ふと頭に浮かぶんだけどさほど気になる事でもないのですぐに忘れるようなちっぽけな疑問がいくつかあって、それらは何年かに一度しか頭に浮かばない程度のものなので具体的にどんな疑問なのかということは全然思い出せないんだけど、さっきそのうちのひとつが久しぶりに思い浮かんだ。
のび太が道を歩いていて邪魔な壁にぶちあたった時に、近道をしようと通り抜けフープを設置したとする。そして彼が通り抜けフープをくぐったなら、しばらくして壁の向こう側の通り抜けフープから出てくるのだが、これは少しばかりおかしくないだろうか。いつのまにか壁の向こう側にも出口用の通り抜けフープが設置されているのだ。通り抜けフープを壁に設置すると、自動的に壁の向こう側にも通り抜けフープが出現するとでもいうのだろうか。いやー、それはないだろう。科学的にどうこういうよりもまず、通り抜けフープは二十二世紀に（一般に？）市販されている商品なのだから、使用するごとに倍増するというまったく儲けにならない特性がそなっているはずはない。それでは、少しありがちだがワームホールというのはどうだ。通り抜けフープが壁のこっち側と向こう側をワームホールでつないでいると考えれば、その間にはこの宇宙的な距離はないので、どっちの側からも同じ通り抜けフープが見えるはずだ。例えば通り抜けフープの厚さが 2cm だとしたら、壁のこっち側に 1cm ぶん、向こう側に 1cm ぶんの通り抜けフープが存在するのだ。いやー、それもないだろう。作中には、通り抜けフープによって作られた壁の中の真っ黒い円柱型の空間を進む描写があったような気がするので、ワームホールやどこでもドアを通ったように瞬間移動はできていないみたいだ。結局わからん。
と、日本中に腐るほどいるであろう、ドラえもんを科学的に考えようとするもののしっくりとくる解答が得られずに行き詰まる人になること数分、飽きてきたのでこの疑問はまた数年後におあずけ。そして、こんばんは。
エウレカセブンを一ヶ月分くらい撮りためていたビデオを見ようと巻き戻していたところ、キュルキュルキュルキュルゥーーーという音がなったので、テープがからまったのかよやべえなあと思っていたら、ガッ！　という音とともに動きが止まった。このままデッキから出てこなかったら面倒くさいので、出てきてくださいと天照大神やアッラーやお釈迦様や YHWH や又吉イエスに祈りながら恐る恐る取り出しボタンを押してみると、なんとかビデオがデッキの中から 1cm くらい出てきてくれたので力の限り引っこ抜いた。なんとか引っこ抜けはしたものの、悲しいことにテープがビローンとなってしまったので、もうエウレカセブンが見れないや。ぐすん。いやまあそれは別にいいんだけど、テープがからまってデッキから出てこなくなるのはエロいビデオだと相場が決まっていると思っていたのに、エウレカセブンが出てこなくなるということは、いつのまにかエロビデオ固定相場制から変動相場制に変わっていたんだね。変動相場制は先進国の証なので、日本は立派な先進国さ。バンザーイ！　バンザーイ！