ひとつ

言葉遊びがしづらい世の中。がんばって韻をふんでもオヤジギャグ扱い。母音がいつつもあったら言葉遊びがわざとらしくてうそ臭い。もうやってらんないくらい難しい。だっておれは面倒くさがり屋。現代のヒップホッパー。いつつ? よっつ? みっつ? ふたつ? いやいやそんなのとんでもない、母音なんかはひとつでいいの。あああ、きゃあ、さかあなはたなまながたらかったやんだらんだかだ、まざかあたんぱんがあああなだ、やまやさあ。なあやあまがんさあたかだ、さんわっぱかたたなさあ。あた、さかしゃなラーダ・ダンサアナはじゃあしゃらさあ。さらはさあ。ささたマアダはさあ。
ようするにロード・ダンセイニの世界の涯の物語を読んでるって話なんですけど、このダンセイニ翁がダンセイニ城の城主なんですって。城もってるなんてすごいねえ。メイドがいっぱいに違いないねえ。おかえりなさいませ、団精二さま。荒俣宏かよ。荒俣宏城かよ。あー、ファミリートレーナーで『荒俣!ひろし城』出ないかなあ。
あと最近、変質者にさらわれないために集団登校をしている小学生軍団に車が突っ込みがちで、あんまり固まるのも危険っぽいので、これからは双方に対応するために、小学生は5メートルの感覚を空けてひとりずつ登校するといい。だけどそれは、メタ視点人から見ると、はたらきアリの列みたいに愚鈍で滑稽な生き物に見えるはずなので、人間のこどもがアリの巣に水を流し込むようにメタ視点人のこどもが小学校に水を流し込んでくる危険性がある。こどものおもちゃ。こどもは無邪気でエマージェンシー。気をつけろ!