ふたつのこと

眠いときに、単調なものをじいっと眺めてたらころっと寝入っちゃうなんてのは言うまでもないけど、さすがにさっき花映塚やりながら寝てたのは自分でびっくりした。RPGのレベル上げをやりながらだと寝るのもわかるけど、弾幕で寝るとは。弾幕ってのは見た目の派手さとは裏腹に、普通にプレイしてる分には意外と単調なんだよな。何も考えないで避けてるだけだし。そうそう、東方といえば文花帖の動画を見た。花映塚文花帖も、弾幕がベースとして当たり前のようにあって、その上でどうおもしろいことをするか、という考え方になってないと生まれないゲームなので(普通は弾幕でせいいっぱい!)、これからも上海なんたらは斬新な弾幕ゲーを作り続けていくに違いなく、上海なんたらは本当に唯一無二のメーカーだと思った。東方はそんなにやってないけど。
さて、もひとつ眠いときに不可能な事といえば本を読むことなので、ファウストをまだ読み終わってません。読みにくいので読みたくありません。というか、なんでおれはファウストの感想をはやく書こうと思っているのか。キーワードアクセス乞食かよ。ばか。ダンセイニの感想かけよ。と自分にいいながらも、人間ノックを読みました。人気のあるクビツリ女子がでてきてよかったね、みたいな冷めた気持ちで読んでたら、西条玉藻がかわいくてびっくりした。冷めてたところから急に暖まったせいでガラスの心がひび割れた。ファン向けキャラ萌え小説で好きなキャラを見っけられたおれは幸せものだぜふははは、と思うけど、それより、この玉藻とか子荻みたいなキャラがぽんぽんでてきて、でてきたそばからばたばた死んでいってた昔の西尾作品ってのは確かにすごかったんだと今さら過去形で実感した。失って初めてわかる云々、みたいな。失ったなんて礼を失ってるだろうか。あるいはおれが思い出を美化してるのか。おれは確かクビツリが出たころに戯言を知って、クビキリシメツリを一日で一気に読んだので、その鮮烈な6時間くらいの記憶が強い。そして読み返していないので、なんかめっちゃおもしろかったというアホみたいな感想しか残ってない。アホみたいにおもしろかったというアホみたいな感想。話を人間ノックに戻すと、過去の話だから主要なやつは誰も死なないのが確定してるのかあ、とか、戦ってばっかりだなあ、とか、アスとレンはどっちがどっちだかわからないなあ、とか、ネガティブな感想が林立するなかで、たったひとつ芽生えた、西条玉藻がかわいいというこのポジティブな気持ちを大切にしたいと思った。そんなところで了。