Xbox360クライシスについて

テラヤマアニさんとゲーモクさんのやりとりをみていました。
議論の内容には口を挟むつもりはないのですが、ただ、そもそものきっかけである Xbox360クライシスというエントリの一部だけは、どうにも腑に落ちないので、我慢しきれずに文章化します。

そしてこの最悪の事件がPS3とレボリューションのローンチにも悪影響を及ぼすことは必至(初期ロットには何が起こるかわからないから買い控えるという行動に拍車がかかる)であり、なんかもう据え置き機の未来は真っ暗だ。マイクロソフトはゲームを殺した。

おれはおまえのパパじゃない - Xbox360クライシス

という部分は、酷く扇動的だったように思います。おれはこれに強い危機感を覚えました。Xbox360を含む次世代機について、延いてはゲームについて深く考えを持ってない人たちに*1、据え置き機という市場そのものが終わった、というイメージを残してしまうんじゃないかと思いました。テラヤマアニさんが*2期待しているレボリューションが訴求すべき、ライトユーザー層の据え置き機全体に対する印象がマイナスにしかならないような、そういう悲しいエントリだと感じました。もし、Xbox360はこんなにぐだぐだでぼろぼろだけど、レボリューションは違うぜ! 宮本茂さんは違うぜ! というような任天堂好き好きエントリだったなら、Xbox360ユーザは怒ったかもしれませんが、おれはゲームの好みとして受け入れられたと思います。ですが、据え置き機の未来は真っ暗だ、というスケールのでかい言葉は、ゲームそのものを殺そうとしているとしか受け取れず、腹が立ちました。本心ではないだろうと思いつつも、そうとしか。

*1:テラヤマアニさんのサイトには、そういう人たちが多いと感じる

*2:おれも