むうにい

このままでは狂ってしまう。毎日毎日便意という不快感を催し、それから開放されるために、トイレで排便をする。排便をすれば、便意から開放されるとわかっているから、せずにはいられない。便意、トイレ、便意、トイレ、便意トイレ便意トイレ便意トイレ。自我のある人間がよく狂わないで居られるよ、こんなルーチンワーク。あらゆるストレスから開放された暮らしをしたいなあ。まずはこの便意の我慢というストレスから開放されたいなあ。所かまわず漏らしたいなあ。パンツを毎日新しいものに変えるSHINJOの話を聞くことがあるけど、そんなことをする金があるのなら、毎日オムツを履けばいいのに。どんなに金を手に入れて、いいパンツと酒池肉林の日々を手に入れたって、パンツを履いている限りは、便意の我慢というストレスからは逃れられない。オムツを履けば、どこでだって漏らし放題じゃないか。おれみたいに小学校でうんこを漏らしたって、バカにされないじゃないか。人間は、排便したいという欲求はあるが、トイレで排便をしたいという欲求はないんだ。所かまわず排便したい、ただそれだけだ。便意を感じる暇さえないほどに垂れ流せばいい。みんなオムツを履けばいい。オムツを履けば幸せに。
そのうち手段が目的化して、どうすれば全人類オムツ化を実現できるかというふうに論点がすりかわって、最終的には、超ネオテニーでみんな乳児化だというお先真っ暗の結論になりそうです。