プラネテス 最終回

地上波の方はあんまり見てなかったんだけど、今日は最終回っていうことで見ましたぜい。
あーもう、何度見てもいい最終回だなー。特にノノとハキムのやりとりはホントすごい。国という概念を理解できない無邪気なルナリエンと、国という概念に縛られた狂信的なテロリストの会話だからね。これは見ごたえがあるある。

  • ハキム「先進国が宇宙資源を独占して・・・」
  • ノノ「地球には国っていうのがあるんだよね」

こうやってふたりの言葉を対比して見てみると、ハキムの言葉は矮小に、ノノの言葉は崇高に思えてしまうんだよなあ。ああ憐れハキム、そしてノノたんラブ。

追記

最終回の余韻に浸っている時にグッチが出てきて踊りだすのは止めてほしい。そもそもなんでこんな時間にハッチポッチステーションやってんだよ。

追記2

何度見てもいい最終回だなー、などと上では言ったけれども、こうやって最終回を楽しめるのも24話でタナベが生への執着を顔に表したからこそだ。あのシーンがなかったら、おれのなかでタナベは不自然なまでに『愛』をわめき散らすだけの不快な女で終わってたはずだ。
去年プラネテスを毎週見ていたときのおれの心は、宇宙しか見えていない真っ直ぐなハチマキに心の底から共感していて、でもその一方で『愛』だ『愛』だと繰り返すタナベには嫌気が差していた。あータナベがいなかったらなあなんて思ったりもしてたくらい。でもそこで24話の酸欠シーンだ。ボンベに手を伸ばしかけるタナベを見て、おれは一気にタナベが好きになった。なんだおまえも人間らしいところがあるじゃないかよ、いままでずっと『愛』という言葉を覚えたオウムかなにかだと思ってたよ。っていう感じでね。