AIR 第11話「うみ -sea- 」

実の父親の敬介も、大好きな恐竜のぬいぐるみもどろり濃厚ピーチ味も、すべて振り払い、歩く事さえままならないはずのその足で立ち上がり、ふらつきながらもまっすぐに母を見据えて歩き出し、何回も何回も、なにかを叫ぶ観鈴ちん。この辺で涙の気配を感じ始めるおれ。そして波の音を超えてついに母に届いた「ママ!」という、絶叫。ここで視界がじわわとにじむおれ。美しい夕日と海をバックに観鈴ちんの元へと走り出す母。音楽は銀色。ここで一気にこぼれる涙。観鈴ちん並みに泣いた。いやあ実にいいシンクロニシティですねえ。それはシンクロニシティって言わねーよ!
という感じの11話。ほかのシーンについてもいろいろ思ったことはあったはずなんだけど、「ママ!」で記憶から消え去ってしまった。
そんなこんなで次回はもう最終回「そら -air- 」。三ヶ月間のアニメ版AIRともお別れ。早いなあ。