ファウスト Vol.5 そにょ2

ファウストの大半の企画にひとこと感想を書くという無駄に長いだけの行為をするのもたまにはいいじゃないですか。
蝶の夢は、僕は何よりも虫が苦手なので蝶を食べる絵に鳥肌が立ち、イキガミ様とシニガミ様は、PSP っぽいハードの箱に P2P って書いてあるのがちょっとおもしろくて、出先でも winny 、四六時中 winny というような世界の訪れは近いのだよ! と妄想し、二人静は、かわいいオナゴに萌え、通学路は、センチメンタルな雰囲気にキュンとしました。と、感想は書いたものの、イラストが売りの雑誌でもないと思うので、カラーイラストーリーという企画はいい加減止めてほしいと思った。カラーだから結構金もかかってるんだろうし。
アウトランドスの戀ポルシェ式ヤークト・ティーガーは、同じ話をふたりの視点で書いているわけですが、いい具合に補完しあっていておもしろかった。
上遠野×西尾×北山を読んでいると、最近のファウストにおける西尾維新は、小説よりも、インタビューや対談といった喋りの部分がおもしろい奴になってきてると思う。ひとり喋り系のコラムとかをやってみるとおもしろいかも。
泡色のブギーは、「ぼくは 嫌悪する!!」というセリフの青さが結構好きであり、ブギーポップ風少女が笑ってたのも結構好き。
Beyond Grudging Moment は、いつものことながら内容と武内崇のイラストの剥離っぷりがおもしろかった。そこもまたファウストらしさか。
もの思う葦は、『生きる』をトリガーに大学時代のオタ友達との思い出話を書き連ね、いいものはいいと言え! 悪い部分を嬉々としてあげつらうな! という結論を得て、まあ、(『生きる』に)悪い点なんて見つからないと思うけどね、に繋がる流れには、『生きる』おもしろそーと思えました。
H な人人『ネコ少女の秘密』は、新しいケータイを買ったつもりでいたら、実はそれは時代遅れのケータイについていた新しいケータイ風のストラップで、すなわち買ったものは時代遅れのケータイだった。というような性格悪げな小説だったので、渡辺浩弐は、大竹まことのただいま PC ランドで肋骨を折って性根をたたき直すといいと思います。
竜騎士07の文章体験がノベルゲームだけだというのは、ゲーマーの目にはかっこよく映りました。ただ単に本を全然読んでないというだけの話なんだけど。
ユヤタンの人生・相談は、背景の『整形しろ』11連発が圧巻でした。
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うわー、奇遇です。僕も星空めておファウストで書いてみたらいいじゃんと思ってます。ライアーを退社したことで今はゲームを作っていないとすればそれほど多忙ではないだろうし、さらに奈須きのこが太田氏と繋がったことで太田編集長 - ナス - 茸 - めておというラインができている。ファウスト入りは必然。むしろ Vol.5 で書いてねえかなあとすら思っていました。