アリガトゴザイマシタネー

世のホークスファンたちは、今日の敗戦を受けて、プレイオフ容認派と否定派に分かれて夜通し紛糾し、議論百出のことと思うが、内からでは見えないこともあるだろう。ここは、プレイオフに直接関わりのない阪神ファンであるおれ(とはいっても一昨年の復讐を果たすためにもホークスに勝ちあがって欲しかったという気持ちはある)がプレイオフについての感想を述べようと思う。去年、今年のプレイオフによって僅差の好ゲームがいくつも見られ、それによって日本プロ野球界が盛り上がったことは一野球ファンとして非常に喜ばしい事ではあるが、今日の中継を見ていた際のおれの気持ちは、好ゲームに興奮しているという純粋な野球ファンのものではなく、ホークスに対する判官贔屓そのものであった。比類なき日本最強球団であるホークスが優勝できないという不条理には同情を禁じえず、31年ぶりとなるロッテの優勝が、シーズンにおいては2位であったこともまた不条理である。今年はまだ2位だからよかったようなものの、もし今年の西武のような立場でプレイオフに進出し、31年ぶりの優勝となったとすれば、それは椅子落ちというものであろう。なぜだろう、認めたくない。そんな気持ちであろう。公式なルールとして採用されているプレイオフに、不条理などという言葉を使いたくなってしまうこと事態がすでに不条理である。ではあるが、代替案などはまったく思いつく気配すら露ほどもないので、これはなんと無意味な肩透かしエントリーであろうか。まるで意見があるような文体ではないか。
ということでホークスに情が移って好きになってきたので、セは阪神、パはソフトバンクと、両リーグに応援する球団がようやく出揃った。応援のし甲斐があるというものよ。