ユーユーユ

舞城目当てで新潮と群像を読んで、speedboy!のあとに載ってた町田康も読んでみたら、すごいおもしろ可笑しかった。こういった豊富な語彙や文章の巧さに裏打ちされた小説を読むと、読みやすいライトノベルや華やかなファウストばかりを読んでるおれが、誘蛾灯に群がる蛾とか誘イカ灯に群がるイカとか誘ゆうゆ灯に群がるゆうゆ*1とかのように思えてきて良くない。ラノベファウストを罠扱いしてばかにするな! おれ!
ともかく、火を灯さずに闇にまぎれているから夜目の利かないおれの鳥目に見えていないだけで、おもしろい小説を書いているダークライターはいくらでも存在するんだよな。宇宙のエネルギーの95%が目に見えないダークマターダークエネルギーであるように。

*1:ゆうゆという文字列を書くと、周囲5光年くらいまで届く超強烈なテキストサイト臭が発生しちゃって、アルファケンタウリまでテキサイっぽくなるじゃないか。控えおろう控えおろう。