エリマキロリコン第三の手

ロリコンにエリを巻くことを義務付ければ、ロリコンは、自分よりも背がものすごく低い女の子はエリが邪魔で見えなくなるけど、その人が芸能人だった場合、街を歩く時に帽子を目深に被るので、上も下も見えなくなって盲導犬が必要になる。あと、シャンプー時にシャンプーハットを被った場合、上下にエリ状のものがあって圧迫感が強い。
なんだよその思いつきはってなところで、こんばんは。
2002年ごろに、何かの本のあとがきで紹介されていたのをきっかけに宇宙消失を読んだのが初めてのイーガンだったので、順列都市は読もうと思い立ったときにはすでに絶版になっていて、だからといって探しまわったり高い金を払ってネットオークションで落札したりもしなかったので、結局いままで読む機会はなかったんだけど、昨今のイーガンの人気の高さと、イーガン唯一の絶版本(アンソロジーは除く)である順列都市とを二身合体してみると、順列都市を読んでいない奴はモグリで偽者でにわかだという結論がコンゴトモヨロシクとなるのは避けられないなので、読んでおきてーなーと感じていた、ら、このたびめでたく増刷されたみたいなので、さっそくあした書店に行って、右手でも左手でもない、ぬめり気を帯びた第三の手で順列都市をつかんでレジに持っていこうと思っている。たぶんそのとき店員はおれの在らざるべき第三の手を見て、妖怪に邂逅でもしたかのような恐怖におびえた表情を浮かべて、たじろぐか叫ぶか泡をふくかして、精算どころじゃなくなって大混乱。
でも、おれにしてみれば、喉から手が出るほど欲しかった本なのだから仕方がない。実際に出ると息が苦しいのだろうが、欲しかった本なのだから仕方がない。