カルチョビット

ドイツ戦の数日前に買った数日後、テレ朝で四時半に始まるドイツ戦の時間までカルチョビットをやってようと思ったんだけど、これが思った以上におもしろくて、ドイツ戦をテレビで流しながらも意識はカルチョビットに釘付け。エコノミークラスの人のゴールよりもひまわり(おれのチーム(アドマイヤ孤児院)のフォワード。一年目に弱い選手を数名解雇して1800万で買ったウチの柱。しかもこのときはフォーメーションが4-3-2-1でひまわりのワントップだったので、得点は試合数×1.2くらいで、ステップリーグのダントツの得点王。獅子奮迅の活躍ぶりに、上位リーグからオファーとかが来るんじゃないかと不安になった。)のゴールの方が興奮した。
GBAのゲームなのに試合が本物のサッカーに見えるのがすごい。下の商品画像にあるようなちんまい選手がチョコマカと動くだけだから、くにおくんサッカーやバトルサッカーのような荒い試合になるのかと思ってたのに、サッカーに見える。GBAで選手のグラフィックやモーションをリアルになんて表現できないのだから、マルセイユユーレットやエラシコ雷獣シュートやそのたもろもろの個々の動きは一切無視して、俯瞰視点から見てサッカーらしいボールと選手の動きをする行動ルーチンのみを追求した、という感じ。個々の足技によるボールや選手の重心の動きなんて微々たるものなので、巨視的に見れば無視できる。たぶん、選手が□、審判が■、ボールが○で表現されていてもカルチョビットの試合はサッカーに見えるはず。サッカーを微視的に見て、個々のプレーをカットイン的な演出で盛り上げたキャプテン翼と好対照。
カルチョビットというか薗部博之への希望みたいな話になるけど、馬の野球ゲームが欲しいんだよなあ。交配し、育て、チームを作り、試合をし、選手の成績を見てはほくそえみ、引退させ、種牡馬繁殖牝馬)化し、交配する。そんなゲーム。別にこれは人でやってもいいんだけど、人を交配するのは倫理的に認められなさそう(ああでも、俺の屍を越えてゆけというゲームがあったか)なのと、現実の人間に血統という概念がないので、馬。マチカネイワシミズ×オオシマナギサでアカホシノリヒロが出来る、みたいなゲーム。スポーツゲームってのは現実のスポーツに囚われがちだけど、個々のスポーツをいいとこどりで組み合わせたっていいはず。野球を馬がやったっていい。馬が競馬をしなくたっていい。スピードやスタミナといった能力に影響する血統という概念を競馬に独占させるのは勿体ない。ゲームの中でくらい門戸を開いてくれよ。ちなみになんで野球かっていうと、好きだから。サッカーでもペタンクでも架空のスポーツでもなんでもいい。

追記

カルチョビット部(http://calciobit.g.hatena.ne.jp/)を見なければ絶対に買っていなかったので、このゲームを知らせてくれた部員のみなさんに感謝します。

サッカーチーム育成シミュレーション カルチョビット

サッカーチーム育成シミュレーション カルチョビット