スーパーマンリターンズ(デモ)

灰色の空と心を失くした都会人と聳え立つ高層ビル(の数だけ大人びる。イノッチ!)に囲まれて隆々と栄えた箱庭シティで、殺し放題壊し放題奪い放題。それらの楽しくも罪深い所業を、人間が街中で銃を乱射することによって成すゲームならば、現実とゲームの区別が云々という観点からすりゃ銃乱射願望につながり不健全で18禁。非難轟々。ローカライズも手間取りまくり。でもそれらの罪深くも楽しい所業を、スーパーマンがスーパーな能力を行使することで犯すのならば、なんかオーケーっぽい。もし現実ライフがこのゲームの感覚に支配されたとしても、それが通行人を片っ端から煙突に放り込みたいとか、地上数百メートルから人ごみにダイブしたいとかいう願望ならば、頭の中がファンタジーなだけ。あ……はは……ユ、ユニークな人ですね。しかも日本のように、銃の存在自体が恐怖の対象であり、さらにマンガやらなんやらによって舞空術やエネルギー波を使える人になじみの深い国ともなれば、これはかなり受けそう。じゃなかった。おれがかなり受けた。