風来のシレン DS

年などという地球と太陽のワルツの拍みたいなものから開放されたウェブ上に存在するインターネッターは年末も変わらず通常営業！　と書いてみてもおれは生身。しかと年の瀬を感じている。今年をまとめると、FF12と最果てのイマと銀河ヒッチハイクガイドシリーズがおもしろかった。そんな年だった。
年またぎにシレンを開始した。
村人に致死ダメージを与えると「○○（村人の名前）は去っていった」と表示されるのだが、これはスーパーファミコン版からそうだっただろうか。シレンっていうのは、泥棒ができたり全ユニットに攻撃が可能だったりと、ターン性のクライムゲーム（グランドセフトオートみたいなやつ）という側面を感じるゲームなんだけど、今作では、頼みごとを請け負った直後に依頼者に致死ダメージを与えるという遊びをしてみても、「倒した」ではなくて「去っていった」としか表示されないみたいで、ちょっと喜劇的な楽しみが削がれるな。まあ、CEROのA区分なのだから「倒す」わけにはいかないのだろう。チキンの肉をぶつけてチキンにしてからブフーの杖を振って再度チキンの肉にしてそれを食べることで、カニバリズム感覚に浸るくらいが鬼畜行為の限界だ。文章にするとなかなか鬼畜っぽいが、想像で補う部分が大きすぎて実用的ではない。ブフーの杖ももったいないしね。

不思議のダンジョン 風来のシレンDS