Ghost Recon Advanced Warfighter 2

GRAW2のマルチプレイヤーデモをやった。なんか森の中の集落みたいなステージ。
ななななんと、煮え切らない、ゲームであろうか! と思った。
ギアーズやロスプラは敵が地底人だったり宇宙生物だったりなので、現実との整合性にはそれほど気を使わずとも良いが、GRAW2はそうはいかない。リアル近未来戦争ゲームだから、本物の戦争らしさを目指している、のだろう多分。だから、敵が見づらい。実際の戦争で兵士がそうするように、みんな見づらい服を着て見づらい体勢で見づらい動きをしやがるのだ。敵を発見できないおれは森を右往左往。目を凝らしてマップをうろちょろ。数分経って敵と邂逅できたなら、数秒スパンと撃ちあって、あっさりとどちらかがすぐに死ぬ。そして死んだら復活をして、また数分間うろちょろと歩く。ああ空しい。おれはただ、森を歩いているだけだ。そしてまた思う。本物の戦争でも、ほとんどの時間は歩くことに費やされるのだろうと。だからこの空しさは、本物らしさなのだろうと。でもなあ、おれにはこれでは遊んだという感覚にすらたどり着けないよ。ある程度やりこめば要領も心得てくるのだろうけど、初プレイでは「その辺に敵がいる」という感じさえ終始いだけなかった。敵の存在さえ感じられれば、歩いていても牽制や様子見といった意味を見出せたはずだけど、敵の居場所の見当さえつかない状態では、ただ歩いているだけ。遊べていない。たまに敵と鉢合わせをするが、戦闘は一瞬で終わり、また散歩を始める。
そんなような印象だったので、合わなかったってことだろうなあ。戦争シミュレーターだと感じるものを楽しむほどには戦争に興味がないってことだろうか。まあ、銃で撃ち殺すゲームのなかにも、好きなものとそうでないものとがはっきりするくらいには、数をやってきたってことだろう。何事も経験。