アンガウル

Xboxコントローラーの中心部に埋め込まれている通称しいたけボタンを愛撫のメタファーとして指でいじくっていたが、性行為のメタファーとしてのサインインはできないと言われた。生理のメタファーとしてのメンテナンスだということだ。公式サイトでは今回の件について二十ヶ国語くらいで注意書きがなされているが、日本語と中国語と韓国語とギリシャ語は判別がおれの目には楽なものの、あとはほとんどアルファベットみたいな形の言語なので、上から十ヶ国目あたりの言語を母語にしてるひとはまずそれを見っけるのが一苦労だろう。まあそんなわけはなくて、二十ヶ国なら余裕なんだが、この先Xbox360が世界にあまねく分布してしまったら九十七ヶ国語で律儀に注意を書くことになるだろうから、そこまでいくと索引くらいは欲しくなってくるよな。というようなことを思うにあたり、公用語の種類の数(九十七)を調べたのだが、それの際、パラオ共和国のアンガウル州で日本語が公用語となっているということを偶然知った。しかし日常的に日本語を使用している住民はいませんでした。いませんでした。いませんでした。僕は何を思えばいいんだろう。僕は何て言えばいいんだろう。