天元突破グレンラガン

グレンラガンを四話まで見た。一話目にして派手にドンパチやったあげくスタート地点から天に向かって飛び出して盛り上がるし、二話目でアニキさんの冒険の目的だったらしい親父の死が判明しちゃうし、三話目で無理やり合体して超強くて満足して村を出るしと、いちいち「第〜部完」と画面に表示されても納得するくらいの物語体験を全速力の疾走感でもって提供してくれて最高だなあと思って四話目を見て、シモンの口元に爆笑しながら思い出した。半年前くらいに作画崩壊! と話題になってた奴じゃないのひょっとするとこれはもしやまさか、と。
半年前にまとめサイトの類で比較スクリーンショットを見たときは、紛糾してる意味がわからなかったんだけど、実際に見てみるとすごく納得した。当時は、作画崩壊! という語呂がよい表現ばかりを目にしていたので惑わされていたけど、どうやら原因は作画だけじゃないみたいだった。三話までの大興奮のスタートダッシュを終えて、四話はちょっとした幕間劇のような小休止エピソードなんだよな。やったことと言えばだんご大家族を倒したくらいのものなので、俯瞰してみると、あってもなくてもいいようなエピソード。プラネテスの忍者エピソード。そこに作画の変化まで加わったので、三話までのグレンラガンとの違いがダブルパンチでもたらされて「こんなのグレンラガンじゃねー」と発狂されたんだろうなあ。
おれの場合は、その紛糾を端から眺めていたのでいまさら当事者意識も持ちにくいし、五話までに一週間の発狂用タイムを要する必要もないので、ひとつの爆笑エピソードとしておもしろがっておいて、すぐに五話を見る。