デビルメイクライ4

製品版を13面までやったりファミ通Xbox360を読んだりしたことによって、体験版の感想とは違ってきたところがいくつかあったわ。
まず、ほとんど存在しないだろうと思ってたストーリーが

今日はユーザーの皆様にお願いなのですが・・・
手に入れた方、ストーリーの内容に関するコメントをブログや掲示板などネット上にあまり書かないよう、ご協力いただけないでしょうか? 我々はできるだけ多くの人に同じように楽しんでもらいたいのです。
http://www.capcom-fc.com/devil4column/2008/01/post_31.html

という、レイトンの謎解きのネタバレ攻略サイト禁止問題を彷彿とさせるエントリーを、公式ブログにのっけたくなるのが理解はできるくらいにはあったのよ。ストーリーがあったというか長大なムービーがあったんだけど、まあ似たようなもの。
で、オープニングからいきなり長いムービーが流れるの。というと欠点のようにしか思えないんだけど、ムービー自体は、右手に悪魔の力が宿っててギプス風なものでそれを隠してるハンサムボーイネロくんが宗教の集会で神をも畏れないふてぶてしい態度をとったりとか、運動エネルギーを無視した派手なアクションを繰り広げたりとかおもしろかったし、そういうスタイリッシュさが命なデビルメイクライっていうゲームの内容が集約されてそうだとも思ったので、良くできてはいたの。でも、良くできていてさえ、操作不能な長いムービーには満足できないのよね。2008年のXbox360のゲームとしてはもう。
アクションなのにマップデザインだけがやけにアドベンチャー風だってことについては

いい意味で昔のゲームっぽいアドベンチャー要素は健在です。
ファミ通Xbox360 2008年3月号)

とプロデューサーが言ってるように、サイコロを転がしたりとか落ちる床を慎重に進んだりといったプレイヤーを足止めさせるギミックはそこかしこにあったので、マップデザインだけがアドベンチャーなのではなかったの。総じて古いアドベンチャー。意図的にデザインしてるというのは理解できたけどそれを「いい意味」とはおれはなかなか思えないわ。
というように体験版からこの方さんざんぶーぶー言いながらも12面まで進んだら、ダンテという旧キャラ(おれのとっては新キャラ)に切り替わったので、早速操作方法を見ながらグリグリ動かしてみたら、すごくおもしろかった。デビルブリンガーとかいう万能引き寄せ機がなくなってやっと普通にアクションができるし、四種類のスタイルの使い分けでアクション自体も豊富だしで、開放された気分。わーいダンテ楽しいかっこいいスタイリッシュー。
と、ここで、新主人公のネロってなんだったの? と複雑な気分にもなったんだけど、広告展開の上で、新ハード! 新主人公! っていう売り込みには一役買っていたし、おれの興味の幾分かもモテカワちょいワルボーイのネロくんのかっこよさに惹かれてのものだと自覚してるし、まあそこは広告塔として、「ネロくんいままでありがとう」とねぎらったわ。

デビル メイ クライ 4 - Xbox360

デビル メイ クライ 4 - Xbox360