RAIDEN FIGHTERS ACES

おもしろーい。戦車の砲台が自機を向き、そこから弾が自機に飛んでくる幸せ。戦車は砲台の回転に一撃必殺な殺意の方向が表れるから、見下ろし視点のゲームで砲台が丸見えだと死と隣り合っている感じがあって良い。さらにはBGMの気持ちよさ、超絶連射なショットの爽快感、爆死する敵のエフェクトの小気味よさ、敵に接近する戦慄、10万点勲章を大量取得の充足感。などなど全部おもしろーい。
具体的に言うとライデンファイターズ2の三面が楽しい。真ん中の巨大車両の両サイドを交互に縦断する列車に重なって打ち込んで破壊して10万点勲章をいっぱい取得する瞬間。これが至極の幸せ。激増する点数と敵に重なる興奮と爆発し続ける列車のエフェクトとSEとが重層的に快感を与えてくれる。
機体はダークソードを使っている。ショットも強いし動きも速いし万能。
最初はフェアリーを使っていたんだけど、舞う三体のフェアリーの区別が付かなくてよく死んだ。自機であるフェアリー一体と僚機であるフェアリー二体とに分けられることは知っている。けど、目に映っているのは同じサイズと見てくれの三体のフェアリーじゃないか。人間のおれに彼/彼女らの区別など付くはずもないのだ。いったいどれが自機なのか。どれを操作できるのか。わからなくなる。もちろん、ゲーム開始直後など、自機のみだったときは思うままに操作できる。スレイブアイテムを取って二体、三体と数が増えても、視線を切らなければまだ大丈夫。しかし、ふとした瞬間、勲章や敵弾に目を奪われてフェアリーたちから目を離すと、すかさず自機は僚機とともに三体のフェアリーとして溶け合ってしまう。「わたしー わたしーがフェアリー わたしがフェアリー♪」と大杉久美子の震え声が幻聴される。木霊する。フェアリーの区別の付かなさと歌声とに惑わされていても敵は待ってくれない。ズギャーンと被撃墜。となる。もうフェアリーなんて使わないんだからね! と思った。

ライデンファイターズ エイシス - Xbox360

ライデンファイターズ エイシス - Xbox360