そう斜に構えて呟いていた。

「うわっ、ぶつぶつ変なこと言わないでくださいよー」
と真にたしなめられた。
「フヒごめごほごほごほほほほおおおん」
最近のどの調子がわるい。なのでキシリフィールをよくなめているけど、なめすぎるとお腹がゆるくなって気持ち悪い。適度になめよう。
「日記がなかなかかけないから口述筆記にしてみようかと思ってさ。真には特別に教えてあげよう! 主人公は雪歩だよ。歌ってるのはウタピカさ! 歌ってたのは BLUE っていう曲で ULTRA BLUE ってアルバムに入ってるんだ」
「へえそうなんですか」
と言った真はすでに手元のマンガに集中しているようだった。餓狼伝のカバーをかけた君に届けとかいう少女マンガだ。恥ずかしいなら普通のカバーをかければいいのに、格闘マンガに走るというあたり照れ隠しが目に見えていてかわいらしいなあと思った。
しかし一方で、日記の話が盛り上がることもなくへえそうなんですかのひとことで終わってしまったのには、切ない気持ちになった。うう。
逃避するようにギャラガギオンズをやってみた。ゲームはいつだってやさしいね。悲壮な思いが集中に繋がったのか、アドベンチャー、チャンピオンシップともに二桁順位となり、やーりぃ! と息まきいたが、ランキングを見ると dotk3 さんがどっちも一位だったので、この人はすごいなあと思った。

ULTRA BLUE

ULTRA BLUE