ブルースカイ

ブルースカイ (ハヤカワ文庫 JA)

ブルースカイ (ハヤカワ文庫 JA)

青くて映える表紙と、海外ファンタジーを翻訳したような文体の序盤で、これはおもしろい国産ファンタジーが出たぞうと思っていたら、すぐに世界とかシステムといった言葉が現れて、さらには中世ドイツなのに女子高生が出てきてしまった! SF を書こうとするよりは、ちょっと拙さは残るけどおもしろそうな予感を感じさせてくれた一章の文体をもっと磨いて、一冊まるまるファンタジーを書いたほうがといいと思う。二章、三章ときっちりリンクしているわけでもなかったし。ハヤカワ JA って日本人なら SF じゃなくてもいいレーベルだよねたしか。
砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけないとかの、ラノベレーベルでもっと伸び伸び書いている小説におれの桜庭一樹処女膜を撃ちぬいてもらえばよかったなあと思ったので、もう、蒼井そらの処女膜、じゃなかった、ブルースカイで処女膜は破られちゃったけど、砂糖菓子も読んだ。