ある日、爆弾がおちてきて

ある日、爆弾がおちてきて (電撃文庫)

ある日、爆弾がおちてきて (電撃文庫)

学校って言うのは需要も大きいらしくてよくラノベやエロゲの舞台になるけど、学校という舞台に思い入れがまったくないんだよなおれは。学校で女生徒といちゃいちゃというのが有り得た、あるいは有り得る学生生活だと夢想して、ひとは学校もののラノベを読むのかもしれないけど、おれは中高と男子校だったためか、学校に女生徒がいるということがすでにまったく現実感のない設定であり、ましてやいちゃいちゃなどは想像すら不可能な不条理活劇である。そんなばかな。そして本書はそういった学校ものとしてよくできているので、全体としてはおれにはあまり合わなかった。貸し金庫も美亜に送る真珠もあとがきで明かされる隠しテーマも知った事ではない。ただ、三時間目のまどかは大好き。ウィンドウのなかにだけいる美少女という設定が大好き。ウィンドウの中にいる美少女って書くと、エロゲーみたいだよね。
あと、このままでは古橋秀之がどんな作家なのかがさっぱりわからんので、メガドラタワーに匹敵する高さも持つと伝えられる積読タワーの中ほどに位置するブラックロッドブラッドジャケットも読もうと思った。