アマチャ・ズルチャ 柴刈天神前風土記

深堀骨を説明するのは

のひとことで十分だと思ってるんだけど、実際にそのひとことだけで済ませてしまうと「WikipediaWikiを略す奴は殺す!」「得体の知れない個人の文章でしかないWikipediaを主張の拠り所にする奴は殺す!」「合わせて二度殺す!!」とインターネットポールに目を付けられてしまう(インターネットの正義は暴力的なのだ)ので解説すると、Wikipedia深堀骨の項がUncyclopediaにしか見えないっていうことなんですよ。百科事典らしく事実を客観的に書きまとめようとしても、ひたすら不実を主観的に書き散らしているような内容にしかならない作家。具体的には、作品タイトルがおもしろフレーズだらけだとか、ストーリーがなくて徹頭徹尾ナンセンスにふざけた作品だとか、本人の態度もふざけっぱなしだとかいうことなんだけど、そういう印象がWikipediaをひとめ見れば得られるよっていうこと。「あれ、Uncyclopedia?」と。
解説は以上なんだけど、問題は、解説してみても相変わらずWikiと略す必然性はないし、相変わらずWikipediaが主張の拠り所だしということで、二度殺される理由がまったく解消されてないってことだよね。解説した意味ないよね。でも「懇切丁寧に説明してみてもふざけているようにしか受け取られないような作風の人」よりは「Wiki見れ」の方が歯切れがいいのだから仕方ないよね。
表現の自由のために二度死ぬのだと思えばなんかかっこいいし、あと「おれが死んでも第二第三のおれが現れるであろう」っていう諺もあるし、問題はないと思う。もしも「Wiki見れ」じゃなくて「Wiki見れwww」にしてたら第三のおれまで死を迎えて全滅だったので問題あるけど。

アマチャ・ズルチャ 柴刈天神前風土記 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)

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