ディスコ探偵水曜日 第二部 ザ・パインハウス・デッド / 新潮2006年1月号

以前は判を押したかのようにグルーヴ感グルーヴ感と言われていた舞城王太郎も最近はめっきりグルーヴ感と言われるような小説を発表しなくなってたんだけど、これは久しぶりに激しくグルーヴィンしていて(半年前の第一部に続いて)、さらにはワームホールを巡る妄想や探偵たちのコントのような可笑しい展開や不条理な留守番電話など笑える要素もてんこ盛りで、かなりおもしろかった。